Nobo-Sanのボクジュー一滴

正岡子規『墨汁一滴』の超・現代語訳ブログ。やっぱり柿うまい。

雑記

ボクジューの染みゆくままに

2023年の1月16日から、約半年にわたってお送りいたしました、「Nobo-Sanのボクジュー一滴」、いかがでしたでしょうか。ある種の「モキュメンタリー」的な感じで、明治の一人物の日常を追っかける、といった意気込みで始めたんですが、結局そんなに立派なもの…

夏のスシ

スシの俳句を作るヤツのなかには、それが何を意味するかも知らんのに「鮓桶(すしおけ)」とか「鮓圧(すしお)す」なんて使っとるのが多い。 昔の寿司は「鮎鮓(あゆずし)」のようなものであった。 それは、アユを飯の中に入れて酢を入れたものをオケに入…

蚊の季節

健康な人はちょっと蚊が出たくらいで大騒ぎしてうるさがっている。 病人はフトンの上で寝たきりで、腹や腰の痛さで時々わめく。高熱が出ると全体が苦しいから絶えずうなる。蚊なんてのは四方八方から全軍こぞって刺しに来る。 手は天井からぶら下げた力紐に…

中村不折を送る

陸羯南氏が主催で、私の枕頭にメインゲストの中村不折をはじめとして、鳴雪、(桂)湖村(こそん)、虚子、(鈴木)豹軒(ひょうけん)、それに滝氏や(浜村)蔵六もちょうどやってきた。わがアバラ家は大盛り上がり。 虚子が最後に残って、「船弁慶」を一番…

子規の『野球』エピソード

今回も新部です。 「子規って何した人?」と聞かれたとき、大半の人が「ホラ、あの柿食ったら法隆寺のカネがゴーン、のヒト」と答えることでしょう。 もうちょっと詳しい人は『ホトトギス』とか『アララギ』とかそういった同人誌名を出すかもしれません。 で…

正岡子規って、結構おもろい人

そもそもなんでこんなブログを始めたか、というと、どんなにオススメしても、だれも『墨汁一滴』を読んでくれなかったからです。 あ、今回の記事もわたくし「新部良仁」として書いてます。「Nobo-San」は2023年1月16日から登場しますので、もうちょっとお待…

当ブログのコンセプト

初めまして。当ブログを開設いたしました、新部良仁と申します。いきなりややこしい設定を説明しなければなりませんが、タイトルやプロフィールの「Nobo-San」なる人物は、私が演じています。 では、「Nobo-San」とはナニモノか、というと、「正岡子規」なん…