募集している俳句は、句数に制限がないので、20句とか30句、果ては60句とか70句も出すヒトがいる。ソイツ的にはこんだけたくさん出せば一つくらいは採用されるだろう、ってなことだろう。なので、これを「富クジ的応募」という。
こういった句は、最初の4句か5句を読めば最後まで読まなくてもその優劣はわかる。っていうか、1句も読まなくても佳句がないことはわかる。
たいていどんな題で俳句をつくるにしても、無造作にひとつの題で5,60句作れるんであれば、そんな俳句なんて誰だってできる、実につまらないものに決まっている。
そんなツマラン俳句のつくり方を知るよりも、ヘチマのつくり方を研究したほうがまだマシだろう。
(1901/06/04)